ユーカリと過ごした5年間
釧路旅の前に
リールーヘアーを立ち上げ早5年以上が経ちました
その時に植えたユーカリと今日お別れしました

5年前、目隠し用にアトオトさんに植えてもらったこの子達
9月でちょうど大きな台風が来るって予報で
とても心配だった
でも、大丈夫で
それから一緒に成長して
台風の時でも風除けとして窓ガラスを守ってくれ、暑い日は日焼けとして信号待ちの人に影を落としたり、風にそよげばサラサラ鳴る葉が爽やかで、陽に照らされて室内のシェードに映るユーカリが何とも美しく
シャンプー中、そのユーカリを見ながら疲れた私に癒しをくれて
ユーカリを切ると爽やかな何とも言えない自然な香りがして
飾っても可愛く


この子達の足元には毎年何かしらの花が咲いて雑草も増えなくて
本当に手が掛からなかったな
それが去年の夏から様子が良くなく、幹が歩道側に飛び出てしまい通行人の邪魔になるからか、切られている感じもあり…
そろそろこの場所ではかわいそうかなと思い、移植を決めました
私が伊勢へ来てすぐにさせて貰った長いお付き合いのお客様に貰ってもらえる事になって今日掘り起こしてお嫁に行きました

何だか痛々しいユーカリさん
そして、掘り起こして貰い
根がとても太く横に横に伸びていて、一生懸命に土のある所を探している様な根でした
アトオトさんと私のお客様の旦那さんが根を傷付けないよう慎重に…
でも!
かなり難攻で…
抜けないところはノコギリで…
仕方ないです

志摩のお家に連れて行ってもらい

早速植えてくれたのです
後は根が付くことを祈るのみ
この場所なら伸び伸びできるだろうし、良かったなと思ってます
今はとても寂しいけど、植物の力強さに学ばせて貰い、安らぎを貰え…貰ってばかりだなぁ
今は何もないけど、これからどうしようかなぁ…
要らなくなったら根本から切ってしまえば楽なんだけど、それはできなかった
だって、生きてるんだもん
物だって生きてはいないけど、捨てる時はかなり躊躇します
自分が使った物、貰った物、全てに神は宿る
粗末に扱えば自分を粗末に扱っているのと同じ
せめてお別れする時は感謝の言葉を掛けたいですね

リールーヘアー店主